
電子レンジを使ったテンパリングの方法
初級
おいしいチョコレートにするには、テンパリング(温度調節)が必要不可欠。しかし、慣れないと難しく、チョコレート作りのお悩みの代表です。
そんな今までの常識を覆す、「水を使わない」「電子レンジで加熱するのみ」の驚きのテンパリング方法で、おいしいチョコレートを作りましょう!
※電子レンジでのテンパリングのやりやすいものを選別しています。こちらのチョコレートを必ずお使いください。
目標温度:cuoca(クオカ)製菓用スイートダイス:33℃
森永スイートチョコレート:33℃
VALRHONA(ヴァローナ)スイート グアナラ:33℃
大東カカオミルクスーペリオールラクテ:31℃
森永ホワイトエフィカスブラン:31℃
- cuoca(クオカ)製菓用スイートチョコレート ダイス200g
- cuocaオリジナルの製菓用チョコレート(スイート)。
ご家庭でのお菓子づくりのために開発した、完全オリジナル。使いやすい7mm角のダイス状クーベルチュールチョコレートです。
華やかな香り、かすかな酸味にまろやかさが加わりました。しっかりしたチョコレートらしさを残しながらも、どんなお菓子にも合うバランスの良い風味が特徴です。
作り方
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1.チョコレートをダイス、コイン、フェーブの形状のままポリカーボネートのボウルに入れる。 ※耐熱容器でもガラス製だとうまくできないのでプラスチックのものがおすすめです。 |
2.電子レンジの出力500Wで30秒ずつ加熱する。その都度ボウルを振って中のチョコレートの粒を回転させる。 ※そのまま加熱し続けると一部だけ熱くなりすぎる場合があります。 |
3.まずはチョコレートの粒に爪が入るくらいまでのやわらかさになるまで電子レンジをかけていく。[加熱時間トータル1~2分] ※最初にボウルに入れたチョコレートの温度によって、加熱時間が変わります。 |
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4.ボウルの下の方が少し溶け始めたら、電子レンジ500Wで10秒ずつかけて少しずつ溶かしていく。そのつどボウルの中をゴムべらで混ぜ、かたまりはできるだけゴムべらでつぶすようにする。[加熱時間トータル30~40秒くらい] | 5.少しかたまりが残るくらいの状態で、一度温度を計ってみる。できるだけ粒をゴムべらでつぶす。 ※このとき目標温度より1~2℃低い温度がベストです。 |
6.最後に500Wで5秒ずつかけて目標温度にする。なめらかな状態になったのを確認する。もし目標温度より、1~2℃高くなってしまったら、冷蔵庫や冷凍庫に一瞬だけ入れて冷やし、よく混ぜてから再度温度を測ってみる。 |
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7.テンパリングがとれているかどうかをOPPシートやオーブンシートなどにパレットナイフなどで薄く塗りつけ、固まり具合をチェックする。固まってツヤが出る状態になっていればできあがり。 | 8.【目標温度よりかなり温度が高くなってしまった場合】 通常のテンパリング方法でやり直してください。 [ → 基本のテンパリングのレシピを見る ] |
9.【テンパリング後に温度が下がってきた場合】 テンパリングがとれたチョコレートはレンジの中で保温すると温度が下がりにくいです。 もし温度が下がってきた際は、500Wの電子レンジで5~10秒ずつ加熱して目標温度までもう一度上げてください。 |