
基本のガレット・デ・ロワ
中級
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毎年エピファニー(1月6日)に食べられているフランスの伝統菓子、ガレット・デ・ロワ。切り分けたピースにフェーブ(陶器製の小物)が入っていた人は王冠を被り、祝福を受け、幸運が1年間継続するといわれています。日本でも広まりつつあるガレット・デ・ロワを、冷凍パイシートを使って手軽に作りませんか?
- BELLAMYS冷凍パイシート150g×3枚
- このおいしさは本物!フレッシュバター風味たっぷりのパイシートは、冷凍食品とは思えないほどぜいたくなお手軽素材。クオカスタッフも日々愛用している一品です。あまり伸ばしすぎないことがきれいにふくらませるコツです!
作り方
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1.【準備】 ・冷凍パイシートは半解凍しておく。 ※柔らかくなりすぎないように注意してください。 ・バターと卵は常温に戻しておく。 ・粉糖、アーモンドプードルはそれぞれふるっておく。 ※アーモンドプードルは160℃で10分ほどローストしておくと、一層風味がよくなります。 ・ガレット・デ・ロワを焼くタイミングに合わせて、オーブンを200℃に温めておく(予熱)。 |
2.〈アーモンドクリームを作る〉 ボウルにバターを入れてホイッパーでクリーム状に練り、粉糖を2〜3回に分けて加え混ぜ、ほぐした卵も少しずつ加えて混ぜる。アーモンドプードルを加え、混ぜ合わせてひとまとめにする。生地にラップを密着させ、冷蔵庫で1時間ほど休ませる。 |
3.〈ガレット・デ・ロワを成形する〉 パイシート2枚にセルクルなどを使って直径18cmの印をつけ、1枚をパイ皿にのせる。印の内側2cm幅に薄く卵を刷毛で塗る(接着用)。 |
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4.丸口金#11(12mm)を入れた絞り袋にアーモンドクリームを入れ、卵を塗っていない部分に中心から渦巻きを描くように絞り出す。中心が少し高くなるように2段重ねて絞る。 | 5.絞ったクリームの表面をパレットナイフなどでならし、ドーム状にする。 | 6.中心部分は避けてアーモンド(またはフェーブ)をクリームに沈め、表面をならして覆う。 |
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7.もう1枚の生地を45度回転させて端から重ね、空気が入らないようにぴったりと重ねる。クリームが流れ出ないように、クリームの周囲を直径18cmの印にそって親指の腹でしっかり押さえつける。 | 8.直直径18cmの印にそって生地を切り抜く。 ※層がつぶれないように、パイが柔らかくなってしまっている場合は冷蔵庫で30分ほど休ませてから作業してください。 |
9.生地の縁を押さえながら、側面にナイフの背で浅く切り込みを入れていく(B)。表面に溶き卵を塗る。乾いたらもう一度重ねて塗る。 ※パイの切り口に卵がつくと浮きが悪くなるので、つかないように注意してください。 |
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10.ナイフの先で中心から外側へ弧を描くように筋模様を入れていく。パイを全て切ってしまわないように、表面だけ切っていく。中央にナイフを突き刺して空気穴をあけておく。 | 11.〈ガレット・デ・ロワを焼く〉 200℃のオーブンで約50分焼く。焼き上がったら表面に茶こし(シュガーストレーナー)で粉糖をふり、再び220℃に上げたオーブンに5〜8分入れてキャラメリゼする。きれいにつやが出たら、できあがり。 |
このレシピはアーモンドクリーム材料の全てが同分量の基本配合。甘さを控えめにするには、粉糖を35gに減らして加えます。ちょっと大人の味わいにするなら、全卵にラム酒を5〜10g程度加えると香りが引き立ちます。