
木いちごのショコラモンブラン
- 60分
中級
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※冷やす時間は含みません
木いちごの酸味と濃厚なショコラマロンクリームを組み合わせた贅沢なモンブラン。香ばしいタルトと忍ばせたパールクラッカンのさくさくした食感がアクセント。1つで色々な味が楽しめる、本格的な味わいに仕上げました。
- 冷凍ラズベリー
- チリ産の冷凍ラズベリー。解凍後のドリップの少ないヘリテージ種を急速冷凍しています。通常品よりも小粒で、味は濃く甘みの強い品種です。焼き菓子の生地への混ぜ込みや表面にのせて焼くとアクセントになります。また、ムースやゼリー、ドリンクなどにも加えると色鮮やかに仕上がります。他のベリー系フルーツとの相性も良いので、幅広くお使いいただけます。
作り方
1.【準備】 ・タルト生地とアーモンドクリーム用の卵とバターと、マロンクリーム用のバターは常温に戻しておく。 ・タルト生地用の薄力粉と粉糖をそれぞれふるっておく。 ・アーモンドクリーム用のアーモンドプードルとココアパウダーは合わせてふるい、粉糖もふるっておく。 ・タルトを焼くタイミングに合わせて、オーブンを180℃に温めておく(予熱)。 |
2.〈タルト生地を作る〉 ボウルにバターを入れ、ホイッパーでクリーム状になるまで練り、粉糖を2〜3回に分けて加え、よく混ぜ合わせる。 ※そのつど混ざりきったら次を入れるようにして、よく混ぜてください。 |
3.ほぐした卵を少しずつ加え混ぜ、バニラオイルを2〜3滴加えて混ぜる。ふるった薄力粉を半量ずつ加え、ゴムべらでボウルの内側に押しつけるようにして混ぜ合わせる。ひとまとめにしてラップに包み、冷蔵庫で1時間以上休ませる。 |
4.〈ショコラのアーモンドクリームを作る〉 ボウルにバターを入れてホイッパーでクリーム状に練り、粉糖を2〜3回に分けて加え混ぜ、ほぐした卵も少しずつ加えて混ぜる。粉類を加えて混ぜ合わせ、ひとまとめにする。生地にラップを密着させ、冷蔵庫で1時間ほど休ませる。 |
5.〈タルト生地を成形する〉 打ち粉(分量外)をふったペストリーボードにのせ、厚さが1.5cm程になるまでめん棒でたたいてから、厚さ2mmになるように伸ばす。 ※アルミルーラー(3mm)を使い伸ばし、さらに少し伸ばすと2mm程になります。 ※生地が柔らかくなってしまったら、冷蔵庫で再度冷やしてください。 |
6.〈タルト型に敷く〉 パテ抜型(丸)88×46で生地を5枚抜き、タルト型にのせる。生地を両手で持ち、型の外にはみ出した生地を中にたるませるように寄せながら型に沿わせる。指で押さえて、生地を底の角にぴったりと敷き込み、底全体に生地を密着させる。 |
7.型の上からめん棒を転がし、余分な生地を切り落とす。 側面に指を軽くあて、型を回しながら生地をしっかり密着させていく。生地は焼くと縮むので、ふちから2mm程上に出しておく。フォークで底面と側面の生地に貫通するまで穴をあけ、アーモンドクリームを詰めるまで冷蔵庫で冷やしておく。 |
8.〈アーモンドクリームを型に詰める〉 (4)のアーモンドクリームをゴムべらで練ってなめらかにしてから、タルト台に入れ、表面をならす。表面にパールクラッカンをまんべんなくのせて、軽く手で押さえる。 |
9.〈タルトを焼く〉 180℃に予熱しておいたオーブンで、20〜25分焼く。 焼き上がったら、ケーキクーラーにのせて冷ます。冷めたら型からはずす。 |
10.〈生クリームを泡立てる〉 生クリームを入れたボウルの底を、氷水にあてて冷やしながら5分立てにする。別のボウルに60g取り分け(マロンクリーム用)、残りの生クリームを8分立てにする。使うまで冷蔵庫に入れておく。 ※持ち上げたらトロトロと落ち、落ちた跡がすぐ消えるくらいが5分立ての目安、つのの先がピンと立つくらいが8分立ての目安です。 |
11.〈土台を作る〉 丸口金を入れた絞り袋に8分立てにした生クリームを入れ、タルトの上に少量絞る。冷凍ラズベリーを3粒ずつのせ、さらにラズベリーを覆うように山形に生クリームを絞る。マロンクリームを絞りやすくするため、冷凍庫に入れて表面を少し固める。 |
12.〈マロンクリームを作る〉 スイートチョコをボウルに入れ、約50℃のお湯にあてて溶かす。マロンペーストをゴムべらなどで練りほぐし、少量ずつバターを加えながらよく混ぜる。溶かしたスイートチョコを加えて混ぜる。(10)で取り分けた5分立ての生クリームを2回に分けて加え、ムラがなくなるまでよく混ぜる。 |
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13.〈仕上げる〉 モンブラン口金中を入れた絞り袋にマロンクリームを入れ、(11)の土台の生クリームに巻きつけながら、下から上へ時計回りに絞る。冷蔵庫で1時間程休ませる。 【断面図】 |
14.表面に茶こし(シュガーストレーナー)でトッピングココアパウダーをふりかけて、タルトのふちにトッピング粉糖をふりかける。冷凍ラズベリーをナパージュにくぐらせてのせ、金箔をつけてできあがり。 |
ポイント1:クリームは、作ったらすぐに絞る! 時間がたつと失敗の原因に!特にバターが入っているものは状態が変わりやすいのでご注意を! ポイント2:絞り袋に、クリームをつめすぎない! 2〜3個絞れるくらいの分量を入れること!クリームを入れすぎると絞りにくくなってしまいます。 ポイント3:口金はモンブランに対して、垂直に! 絞り袋をかまえる時は、モンブランに対して垂直にしましょう!斜めにならないように気をつけて! ポイント4:体ごとゆっくり円を書くように絞る! 手先だけを動かすのではなく、焦らずにゆっくりとクリームを絞り出しましょう。 モンブラン口金を使った絞りは難しいイメージがありますが、コツをつかむことと何度も絞ることで上手絞れるようになりますよ!